シグ/ザウアー P220
P220はスイス軍制式拳銃のSIG P210の後継として、スイスのSIG社とドイツのSAUER&SOHN社によって開発された。コストダウンを図るためにプレス加工やロストワックス製法を採り入れて生産効率を向上させつつも、高い精度を維持しているのが特長だ。ダブルアクショントリガーや露出式ハンマーに加え、グリップ左側には手動の安全装置の代わりに操作性の高いハンマーデコッキングレバーを装備。また四角いチャンバー(薬室)とスライドの排莢口を噛み合わせることでロックするショートリコイル機構を採用したデザインは、シリーズに共通する特徴となっている。弾倉(マガジン)はシングルカアラム(単列式)で、装弾数は9発。ちなみに、この銃はわが国の自衛隊でもM1911A1の後継拳銃として採用されたことはよく知られている。日本での名称は「9mm拳銃」で、スライドなど一部仕様が変更されてミネベアがライセンス生産し、陸海空3自衛隊などで使用されている。なお、P220のマガジンキャッチは下側に付いたヨーロピアンタイプだが、グリップ側面のタイプも存在し、ステンレス製の.45ACPモデルも発売されている。

■DATA シグ/ザウアー P220
口径:9×19mm/全長:193mm/重量720g/装弾数9発